近年DX（Digital Transformation）を推進する流れの中で、インフラ環境においても業務効率化の一環として自動化の必要性が高まっており、ITインフラ構築・運用をコード化し効率化を図る手法を「Infrastructure as Code（IaC）」といいます。
Infrastracture as Codeとは上記の通りサーバ等のインフラ構築をコードを用いて実施することを指しますが、インフラ構築の際に人の手で手順書などを用いて実施すると、何かしらのミスや時間を取られてしまうケースがあります。
複雑なシステムであれば設定の項目が増え、ミスや想定外事象のリスクは増加します。
その問題を解決するのがInfrastracture as Codeです。
IaCでコードを用いて構築を自動化することにより、構築の際の人為的なミスが減少し、作業時間も短縮化でき、大幅な作業効率化が望めます。
AWS等のクラウドサービスにおいてもIaCを利用した構築は進んでおり、他のクラウドにおいても横断的に利用可能なIaCツールも増えてきています。
クラウドサービスでのIaCの一例として、AWSでIaCを実現するためのツールの代表例には以下の2つが挙げられます。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
・ CloudFormation
・ Terraform
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
2つのツールの特徴を簡単にまとめたものが以下の表です。
最大の違いは、AWSのみかマルチクラウド環境で使用できるかという点になります。
それぞれ特徴があるため、用途に合わせて利用をご検討ください。
エヌ・エイ・シーのプロフェッショナルサービス事業部では、マルチクラウドでのサービス展開を推進しているため、今後TerraformでのIaCを進め、簡略化とコスト削減に取り組んでまいります。